一昨日は地域で若者支援を続ける「明日葉村」とのコラボ。「お手軽おやつ3種」を作りました。
村長の大槻さんは当法人の理事もお願いしている関係から、若者支援の一環として私たちも係わることになったもの。社会適応や自立を目指す彼等にとって、料理をするという体験、そのプロセスがとても有意義なことだということです。
包丁を手にしたことのない青年、1㎝の角切りにパニックを起こす少女、食べることに興味はないと言い切る青年を前に常識的な料理教室では通用しないことに第1回目から気付かされることに。それぞれのそれまでの育ち方や食環境、今抱えている事情等に寄り添う覚悟が必要なのだと改めて考えさせられた次第です。
彼らが自分一人ひとりの目標を立て、それに一歩でも近づくためのお手伝いができて、最後に達成感を味わってもらえたなら私たちの活動も本望というものでしょう。たとえば、リンゴの皮がむけるようになり、楽しく物をたべることができるようになれば、その時彼らも何かが変わるのではないでしょうか。
「あなたの 体は あなたが 食べたもので できている」
これは某食品会社のCMですが、自分で何をどのように食べるかの「技」を身につけることがまずは第一歩だということを彼等には気付いて欲しいと思います。
彼等を見ているとまさに、そこにこそ食育の原点があると思えてきました。
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