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おせちに思う

年の瀬、今年もおせちの季節になりました。 スーパーには所せましとおせち料理が並んでいます。手づくりしなくてもすべて揃うし、老舗料亭やデパートでも豪華なおせちが手に入る昨今です。 「お正月なんて、今日が明日になるだけ。」なんてうそぶいたこともあったし、お盆や正月が大嫌いでした。朝から晩まで食べることの心配ばかりで、とても負担に思ったものです。 でも気がつくと・・・毎年てんてこ舞いしながらもおせち作りをしている自分がいます。(苦笑) 食べる分だけ買えばきっと安上がりなのかも知れないのだけれど、なぜ手づくりにこだわるのでしょうか。消えつつあるお正月の食文化を伝承するなどど言えば格好良いのでしょうが、本音は家庭の味を受け継いで欲しいだけなのです。台所で忙しくしている姿とともに、おふくろの味、ばあちゃんの味をいつか子どもたち、孫たちに受け継がれることを願ってやみません。 実は、今年は特選食材を奮発したのです。それがこれ。               南かやべ産の真昆布。600gで7000円以上するらしい。グルーポンで約半額で手に入れた代物です。1枚を広げるとなんと2mもありました。今まで見たことも無いこの昆布はもちろん昆布巻きになります。塩鮭とごぼう、人参を巻いて二日がかりで仕上げます。 明日は伊達巻と金団に挑戦します。金団なんて何と縁起の良い漢字でしょう。来年はお金にご縁があるかしら? 数々の縁起をおせちに寄せて受け継がれてきた、食文化はぜひともなくしたくない風習ですね。 さあ明日の午前中までに頑張って仕上げましょう。午後は手打ちそばです。  

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