- 2013-06-30 (日) 8:48
- 活動報告
昨日は、ひまわり保育園の「食育教室」でした。
1年に1回の「親子ふれあいの日」ということで、早くから、親子がハロープラザに集まっていました。前段では、親子で体操したり、クイズや食育カルタをしたり、楽しんでいました。
第2弾が私たちの「食育教室」です。栃木県農業振興公社で展開する「とちぎ食育応援団」に登録していることから、そちらを通して実現した教室です。
19名の園児と40名の保護者、職員が対象です。さて、親子を対象にした講演は、実は初めて。どうなることでしょう。持ち時間は約45分です。「それくらいなら子どもたち、じっとお話を聞くことができますよ。」という園長先生の言葉を頼みに、それではいってみましょう。
生きた食育ということで、現役時代のエピソードを取り入れて、お話させていただきました。食の躾けは、家庭が基本だということも。お母さん方、家庭力を信じて自信を持って子育てして欲しいな、と。
子どもたちにいろんな事を分かってもらうには、体験が一番だということも。そういう意味では、ひまわり保育園は野菜を作ったりして食に対する体験もされていて、子どもたちも楽しんでいるようです。
途中で、ご褒美のひとつ「いのちをいただく」という紙芝居を取り入れてみました。
可愛がって育てた牛を手放す農家の女の子と、肉牛を解体する仕事をしている坂本さんの心の葛藤を描いたお話です。子どもたちに感想を聞くと、「ちょっと可哀そうだった。」「お母さん、泣いていたよ。」など・・・。感受性豊かな園児たちで良かったな。
そう、可哀そうな内容も含んでいたのですが、いろんな生き物、人々に感謝して、無駄なく、食べられる分だけいただくことが大切だということを分かっていただけたでしょうか。
二つ目のご褒美。お利口でお話を聞いてくれたので、手づくりのおやつを試食してもらいました。
ジャコとゴマをたっぷり練り込んだ、カリントウと生のきゅうり、味噌をつけていただきます。もちろん、きゅうりは「のらクラブ」でできたもの。味噌は一昨年子どもたちと作った味噌です。
スナック菓子が豊富な昨今ですが、たまにはこうした素朴な手づくりのおやつも食べさせて欲しいなと思いながら準備したのでした。
「カリントウの中身分かるかな?」「ゴマ!」「お魚!」「青のり!」すべて子どもたちが言い当てました。ここの子どもたちすごい!
楽しく出来た食育教室でしたし、大変勉強になった教室でした。県農業振興公社のNさん、保育園の関係者の皆さん、大変お世話になりました。
Y園長「本当はこういうところに来ない親御さんにこそ、聞いてほしいんですよね・・・。」
そう、それは私たちも同じ課題を抱えていると、改めて実感したのでした。